Japan Mathematica Conference 2006
Japan Mathematica Conference 2006 に行ってきた.
別に数学系に興味があるわけではないんだけど,Mathematicaはグラフ書いたりするのに重宝しているので...
参加者にはVer6のベータ版がもらえると言うことで,それが第一目的.
Mathematica言語自体には不満な点もいくつかあるので,その辺改善できていればいいなぁと思っているんだけど,Ver6に関しては内容を公開しちゃだめという誓約書を書かされているので,ここに書けないのが残念.
・全体的に言語自体の処理が遅い(JIT搭載してほしい)
・ハッシュがない(正規表現が追加されたのにハッシュなしは厳しい.オブジェクトに文字列をキーとしてプロパティのように扱うことはできるがとても遅い)
・CSVなどのデータインポートが非常に遅い(これは回避方法がほんとに無い模様・・・)
あたりが直っていると良いんだけどなぁ...
午前中はVer6の新機能紹介がメインで,Manipulate,Dynamicの機能追加は,見ていてかなりおもしろかった.
これのために描画系を全部書き直した(?)みたいなことを言っていたので,PostScriptベースの描画をやめたのかも.
過去のPostScriptベースの拡張は全部書き直しになるのかも.
まぁ,普通の人は使っていないだろうし.
(で,そう思った後,実際に6betaで確認したけど書けない・・・)
3Dグラフも,外部パッケージの力を借りることなく,普通にぐりぐり視点を動かせるようになっていた.
2Dグラフの描画とかも速くなっていると良いんだけども.
言語については話がなかったけど,質問のところで,Wolfram言語をフリーで公開する予定は?ということを聞いた人がいた.
でも,翻訳が悪かったせいか,意図が伝わっていないようでまともな回答がなかったのが残念.
(言語をsyntaxと訳していたので,意味伝わってなかったような.わたしも英語よくわかんないけども)
と思っていたら,質問した方らしいブログを発見.
新しいMathematicaはプログラミングスタイルを変えるかもしれない
元は,Mathematicaはプログラミング環境としても優れているの記事だと思うけど,この記事で言うWorkbenchが最近でてきたところなので,来年末くらいには出たりしないかなぁと,わたしも期待.
« Wii | Main | 味ぎんのあり得ない対応 »
The comments to this entry are closed.
Comments